走ってきた。
走るとぐるぐるいろんな事柄が考えられなくなって救われます。
作品を発表する機会に遭遇すると
僕はそれを一つの単位ととらえて制作します。
単位?ひとまとまりのなにか。
そういうひとまとまりをウマく成立させる為には
(お金を稼ぐ仕事もしているので)段取りをよくしなければいけません。
制作が忙しくなったときにヤバい画材足りないわ、とか。
ほんとはよくあるんだけど。
でもそんなことばっかりしていると
何がしたいのかわからなくなります。
制作に必要な物資はそろった
こうやればこうなりああやればああなってさいごはそうなる。
展開が読めてしまってはいけません。
エボリューション自分、自覚、
的なことは大事です。
日本語が変ですけど。
作品は作家さんが”見ました!”ってことを声高に伝える場所でもないとおもうし。
ただ、制作の最中には”見ました”っていう瞬間は必ず必要だと思うようになりました。
浪人生のころに
研究所の先生が
「見る、ことにはある一定のスピードが必要で早くてもいけないし遅くてもいけない」
的なことを云っていて。僕なりにそのことを考えるこのごろ。
厚く空を覆う雲のかたちのつらなりや緑色にうっすら浮かぶ女の血管サイバーなかっこいい昆虫のかたちなどなど。
息をころして何かを凝視する時間帯はひつようかもね。
あくまで。