Friday, April 21, 2006

Self-pity  ダークで深刻で大変な私たち。 


昨日、目黒のことを書きました。今日はその続き。
ライブハウスが多い目黒駅近辺ですが、その中に老舗の「鹿鳴館」というライブハウスがあります。
かの裸のラリーズもここのステージに立っていてやっぱり目黒は黒ずくめの似合う街なのねと思わず誤解してしまいそうです。
おそらく、目黒駅近辺がビジュアル系女子の巣窟になるまでには裸のラリーズだの
AUTOMOD関連だのトランスレコード周辺だのBUCK-TICKだの雑誌FOOLSMATEの隆盛だのいろいろ要因がありましょう。
もうひとつ誤解しつつある自分を理解しつつ、申し上げたい要因は日本人の黒いものダークなもの大好き体質です。
ダークで深刻で大変な私たち。
黒い格好で、おらーサイケじゃがな。
そういうのって安易なパッケージに見えちゃうのがちょっとアレかも。
ちゃんと音楽聴けよ、なんて下品なことをいってしまいそうな自分が恐ろしくなってしまいます。
根深いのがそういう”アレな感じ”が世代レス・ジャンルレスになっていることです。
それについてはまた別の機会に述べたいと思っております。

裸のラリーズのギターリフの反復が高揚感を帯びていると感じるならば以下のトラックも気に入るかも知れません。
Donald Byrd/Fancy Free の1曲目。
(Thee michelle gun elephant の「RODEO TANDEM BEAT SPECTER 」ジャケのねたでもあります。)
This Heat /24 Track Loop
MILES DAVIS/Dark Magus
Fela Kuti /PANSA PANSA
YBO2 /ドグラ・マグラ